活動方針

沖縄県立博物館は情報化時代、生涯学習時代の中で多様化する県民ニーズに応えるとともに、本県の特色ある個性豊かな自然・歴史・文化等を発信し、その優位性を発揮した研究活動等を行います。また、県民が気軽に参加でき、親しまれる、活動性の高い21世紀にふさわしい博物館づくりに努めます。

沖縄の自然・歴史・文化の発信

海洋性、島嶼性の地理的要因により豊かな自然環境を持つ沖縄県は、歴史的に日本本土や中国をはじめアジア諸国と盛んに交易を行い、日本の中でも独自の個性豊かな歴史、文化を創りあげてきました。

「海と島に生きる―豊かさ、美しさ、平和を求めて」のテーマを持つ常設展示では、沖縄の自然・歴史・文化の総合的かつ体系的な展示を行います。また、学芸員の調査研究活動などを通し、広く内外に沖縄の独自性や優位性の良質な情報を発信します。

琉球王朝文化の体系化と人類学研究の拠点づくり

琉球王朝文化の象徴であるすぐれた美術工芸品などの調査研究、収集などを通して、王朝文化の体系化を図り、伝統工芸、芸能、民俗など無形文化財の保存、継承と、新たな発展を推進する契機を提供し、教育文化の発信拠点とします。

また、本県は港川人に代表される多くの貴重な化石発掘の地質的条件に恵まれています。その実績を踏まえ、沖縄の自然分野の特性や優位性を発揮できるよう努めます。

見て、触れて、愛される、動く博物館づくり

県民の生涯学習や子どもたちの体験的学習の観点から、触れることのできる展示資料や遊びながら学べる施設を設け、直接参加できる体験実習などの教育普及事業を充実させます。

また、情報化時代における県民のニーズに応えるために情報センターを新設し、専門図書、映像資料など良質な博物館資料の情報提供や相談機能を持たせます。さらに、移動博物館や学校等での出前授業などの館外活動を積極的に推進し、県民が気軽に参加でき、親しまれる、活動性の高い博物館をめざします。

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